SK2とデータの同期

Sidekick II(以後、SK2)にはいわゆるPDA機能もついています。要するにスケジュール帳とアドレス帳とメモ帳ですね。

アドレス帳は、vCardをサポートしているので、iCalのデータのいくつかを変換してインポートしてみましたが、日本語はそのままでは通りませんでした。また、電話番号とメールアドレスはこの方法で移せましたが、住所はきちんと転送される時とされない時があって安定していませんでした。

ちなみにiCalからのvCardでのインポートは1人ずつ行わないといけないのでめんどくさいです。でも、一度データをvCard形式へ変換したら、あとはこれをメールでSK2に送るだけなので、やり方としては難しくありません。受信したメールを開けば、アドレス帳に追加するかどうか自動的に訊かれますので。

でも、SK2Macと同期させたい人には、Sidekick用のMissing Syncなんていう便利なソフトがありますので、これを使えばよろしいかと。日本語が通るかどうかは不明ですが。Palm OS用など、他のMissing Syncのユーザーは半額で購入出来るそうです。

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そして、お金をかけたくなければ、T-MobileがDesktop Interfaceというオンラインアプリを用意してくれているので、これを利用すればいいかと思います。これで、メール、アドレス帳、スケジュール、メモ帳、写真が自動で全て同期されます。あたしはこれを利用するつもりです。

こちらの文字コードUTF-8のようで、日本語も問題なく通り、vCardで文字化けした日本語の名前もDesktop Interfaceで入力しなおせば、SK2本体できちんと表示されました。スケジュール帳も日本語が通ります。

そして、iCal と Address BookのデータをDesktop Interfaceでインポート出来るように変換してくれる便利なAppleScriptiCal用Address Book用)があって、これを使うと一度のインポートで全データを移行することが出来ます。

ただ、このインポート機能を使うと日本語が通らないので、日本語の部分はDesktop Interfaceで入力し直す必要があります。あと、日にちをまたぐ予定や時間設定のない予定は、時間がきちんと正しく反映されません。ですから、このiCal用のスクリプトは実際にあまり使い物にならないかも。でも、このスクリプトを使うと、アドレスブック内の住所はきちんと反映されました。

結局、カレンダーのデータは、必要最低限のものだけを手動で入力する方が早そうです。アドレスブックは、今あるデータは一気に移せましたが、文字化けした日本語入力部分がある人の分は、もうめんどくさいのでバサッと削除してしまいました。

ま、必要なデータはPalmを見ればいいだけですので。でも、最低限のアドレスそしてスケジュールをSK2に移しておけば、荷物を少なくしたい日には、Palmを置いて出かけられますからね。

Windowsユーザーはもっと簡単に同期出来るのではないかと思います。T-Mobileが、同期用のソフトを用意(但し、有料)してくれていますし。