iSync まとめ

kagamimochi2005-07-12


うちの母艦は、iMac G4 フラットパネル+OS 10.2.8(英語版)+iSync 1.5という組み合わせです。それを利用して、Siemens S66、Nokia 3600、iPod mini、そしてPalm Tungsten Cを同期しています。

最初の2つはBluetoothで、後の2つはUSB接続です。そして、T|Cは、iSyncだけでなく、Palmに付いて来たHotSyncも一緒に使っての同期です。同期するデータは、アドレスブックとカレンダー(iCal)の予定とTodoリストです。

さて、どれが一番かしこく同期するか。そりゃ、もちろんiPod miniですが、これは定期的に同期を必要とするものでもないですし、そもそも上記の3つを同期していないので、それはおいといて。

まず、T|Cですが、なかなかしっかり同期してくれます。一番驚いたのは、住所のフォーマット自動判定機能(と勝手に名づける)。ま、これはT|C側のアプリ、Addrexがかしこいだけかもしれませんが。

Mac側でアメリカ式に入力された住所を全て、日本の住所は日本の住所の順番で、アメリカの住所はアメリカの住所の順番で、T|C側で自動的に判断して表示してくれるのです。

でも、これには大した事じゃないのですが、コツがありまして。Macのアドレスブックで住所を入力するとき、最後の国名を忘れずに記入しないといけないのです。これがないとAddrexではアメリカの住所も全て日本式の順序で表示しちゃいます。

例えばこんな感じ:
〒90001
CA Los Angeles
Broadway 123

正しくは:
123 Broadway
Los Angeles, CA 90001

上の表示は激しく見づらいですよね。国名を入れていないと、アメリカの住所は全て上の形式になってしまいますが、国名を入れると、自動的に下の正しい表示にしてくれるわけです。う〜ん、素晴らしい。Optionで、「US Styleの利用」にチェックを入れるのをもちろん忘れずに。

1つだけ、MacからT|Cへきちんと移してくれないものがあります。それは何日かにわたっている予定。

たとえばMacのカレンダー上に、1月1日に始まり、1月7日で終わる(時間は関係無し)予定があったとします。これがT|Cに移ると、1月1日のみの予定となってしまうのです。

T|C側で1日ぽっきりの予定じゃあないのよと表示するためには、Repeatする予定として入力する必要が出て来ます。しかし、それはめんどくさいし、毎日同じ予定が繰り返し表示されてしまってうざいので、そこまではやっていません。

そういう意味で、完璧に同期をしてくれるのは、Nokia3600ですね。こちらは、アドレスブックの写真まで同期してくれます。何日かわたる予定の表示も問題なし。ただ惜しむらくは日本語が表示出来ないことですかね。

あと、すんなりとMacと3600間のBluetooth通信が行われず、ちょっとイライラすることがあります。iSync側で3600を見つけられなかったりするのです。

最後に、SiemensのS66は、カレンダーとTodoリストの同期はそれなりにしてくれます。こちらはBluetooth通信もスムーズです。ただ、iSyncの初期設定にちょっとコツが必要となります。アップルのサイトでもS66はiSyncの対応デバイスに含まれていませんので。

S66はアドレスブックの同期がこの中で一番弱く、Macのアドレスブックの中の住所を一切移してくれないのが痛いです。電話番号と名前だけ。

力技として、アドレスブックのエントリーを個々にVcardとしてExportして、それをBluetoothで送るという方法があります。これだと同期とは別に、エントリーの1つ1つを手作業でVCardにエクスポートしていかなくてはいけないので、辛いですね。結局、最低限必要なものだけしかやっていません。

と、なんとく一長一短の感のあるiSync報告でした。無料だから文句は言いませんが。例えば、T|CとMac無線LANで同期したいと思ったら、別途それなりのソフトに投資(Missing Syncを使うと出来るそうです)しなくてはね。