MMSで日本語メール

 Treoではまだ本格的なデータプランに加入していないのですが、何気にメッセージプランを加えてみました。SMS及びMMSの送受信が200通まで4.95ドルというものです。これくらいだとだんなにバレないと思うので。

 SMS1通10セント、MMS1通20セントか25セント、両者の単価にはひらきがあるはずですが、どちらでも200通まで使い放題というどんぶり勘定具合がアメリカチックなプランです。

 SMSもMMSも電話番号でメッセージをやりとりするものですが、SMSなら「電話番号@mobile.mycingular.com」あるいは「電話番号@cingularme.com」、MMSなら「電話番号@mms.mycingular.com」というフォーマットのアドレスを用いればメールとして海外からでも携帯電話宛にメッセージが送れるようになります。

 MMSを使えば写真やビデオや音声ファイルなどが送れます。ただSMSもMMSも160文字まで、という文字制限があります。でもプッシュメールのように送ったらすぐ相手の端末に届き、届いたことを知らせてくれるので、時間差がなくやりとり出来て、受動的なメールと違い魅力的です。

 ところで、「電話番号@mobile.mycingular.com」あるいは「電話番号@cingularme.com」では受け取る側で違いがあります。どちらのアドレスでも160文字を超えるSMSは、自動的に分割されてTreoに送られて来るのですが、前者のアドレスを使ってTreoでSMSを受信すると、分割したものをそのままバラバラのメッセージで、後者はバラバラにしたものを1つに合体させて(但し、例えば3通に分けられた場合はしっかり3通として勘定される)、という違いがあります。受信する側になって考えたら後者のアドレスを使った方が親切でしょうね。

 さて、いくらTreoで日本語が使えても、普通に送受信するだけではSMSでは日本語が扱えません(実は可能にする方法はあるのですが、自分で試したことがないのでここでの説明は割愛します)。しかし、MMSを使うとはなんと日本語でのやりとりが可能なのですね。

 あたしが今お試しで行っている方法は以下の通りです。

 プロバイダメールをGmailに転送します。そしてGmailから、「自分の電話番号@mms.mycingular.com」へ自動的に転送されるように設定しておくのです。そうすると日本語も使えるし、なんと添付の写真などもとれみで受信出来てしまうわけですね。ちなみにGmailを間に置くのは、Gmailをメールの倉庫として使っているから、更にそのスパムメール機能を利用するためです。

 長文は分割して送られて来ますし、分割後も確か長くとも最大800文字まで(この数字は自信がありません)と更なる文字制限がありますが、そんな長いメールは後でコンピューターでチェックするなり、重要なものはPapi-Mailを使って、メールとしてきちんと受け取ればいいだけなので、それほど問題ではないと思います。

 試してみたところ、GmailおよびEarthlinkからのメールをMMSとして受け取った場合、とれみで全く文字化けなく受信出来ました。逆にとれみからこの両者にMMSとしてメッセージを送った場合、問題なく日本語が通りました。Hotmailからのメールは、ところどころ不思議な文字化けがありましたが、内容が把握出来ないというほどではなかったので十分実用的です。

 これでとれみでの疑似プッシュメールが可能になりました。添付も日本語も扱えるという嬉しいおまけ付きです。但し、メールを沢山やりとりするのであれば、1ヶ月200通なんてすぐに超えてしまうので、他のプランを考えないといけないですね。ちなみにSMSあるいはMMS1000通まで+インターネット4MBまでで14.99ドルというプランもあるので、いずれはこちらに変更するかも。