米国AT&Tで使う黒苺

 AT&Tの黒苺用データプランには、BISの黒苺本体だけのプランとTetheringこみこみプラン、BESの黒苺本体だけプランとTetheringこみこみプランがあったと思う。

 あたしが使っているのは、一番お値打なBISの黒苺本体だけのプランで、データ使用上限なしの使い放題である(もしかしたら何GBまでとか、普通に使ってたらまず到達することはない数値の制限があるかもしれないけど、ここでは便宜上制限なしと言わせてもらう)。

 上司の承認をもらって、IT部門に頼めば、BESに変更して、会社のメールを送受信することも可能だが、必要がないし、そこまでしたいとも思わない。料金も上がるし(月々の支払いがプラス10ドルくらいになる)。実際、個人所有のStormで会社メールを使っている同僚がいる。

 AT&Tの黒苺用データプランは、そのスマートフォン本体で使う限り、AT&TWi-Fiが全米で使い放題である。ちなみにiPhoneのデータプランも同じく。BISの使用料を別途取られることもない。

 米国では、BlackBerryはハードルの高い、特定の人だけが興味を持つような端末ではない。携帯電話に興味がなく、お金をかけたくない人でも気軽に手を出せる、親しみやすいデザインの端末が、主要携帯電話会社全て(Verison, AT&T, T-Mobile, Sprint)から出ている(と思う、ちょっと未確認)。ビジネス用途に限らず、ちょっとメールだけ、メッセンジャーだけ、みたいなゆるい使い方をしている人は多いと思う(自分も含めて)。だから、それに合わせてプランもお手ごろになっているのだろう。

 でも、日本だとBISやWi-Fiのオプションにいちいち別料金をとられるんだよね。しかもデータは使い放題ではないとか。ちょっとびっくり。米国にて、普通の若者や機械物の扱いが苦手そうな人にもBlackBerryが普及しているように見えるのは、きっとプランの単純さやお値ごろ感のおかげなんだろうなあ。実際、キャンディーバー+QWERTYキーボードのスマートフォンと言えばBlackBerry、みたいに代名詞化しているし。

 但し、アメリカでは、BlackBerryを持っている人を沢山見かけるものの、実際そのほとんどが会社から強制的にあてがわれているBlackBerryを使っている人たちで、BlackBerry=仕事みたいな感じになっていて、好んでプライベートで使っている人は、まだまだ少数派だと思う。今時、プライベートでスマートフォンを使おうと思う人は、やっぱりみんなiPhoneへ流れていくだろうし。

 日米比較や米国事情はさておき、T-Mobileホットスポットと比べると、AT&TWi-Fiは、まだまだ使えるところが少ない気がした。LAとNYの空港では、T-MobileWi-Fiは見つかるのに、AT&Tは見当たらなかったので、まだ無料Wi-Fiの恩恵にあずかっていない。頑張れ、AT&T

 あと、AT&Tは、自社ブランドBoldで、いくつかの機能を制限しているらしい。例えばBlackBerryのプッシュ配信天気サービスと地図は、AT&TブランドのBoldでは使えないようだ。逆にAT&Tの利用者しか使えないアプリも入っていたけど、大したアプリはないので、なくても困らない。あ、携帯電話用のサイト(MediaNetと言う)を閲覧出来るアプリは、自分のアカウント情報が確認出来るし、ニュースや短い動画が見れるので暇つぶしには有難いけど。

 Googleマップや他の地図アプリは問題なくインストール出来るし、他に制限らしい制限も見当たらないので、AT&Tが何故この2アプリの使用を制限しているのか、よく分からない。